【初心者向け】はじめてのワンルームグリーン!簡単おしゃれ&写真映えの選び方と飾り方
ワンルームに癒やしを。インドアグリーンで始める心地よい暮らし
「植物のある暮らしに憧れるけれど、狭い部屋でうまく育てられるか心配」「何から始めたら良いか分からないし、枯らしてしまうのも怖い」
そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にワンルームでは、スペースが限られているため、どんな植物を選び、どう飾れば良いか悩むこともあるかもしれません。
でも、ご安心ください。インドアグリーンは、たとえ小さなスペースでも十分に楽しむことができ、日々の暮らしに穏やかな癒やしをもたらしてくれます。しかも、最近はSNSでも素敵なグリーンのある部屋がたくさん投稿されており、自分のお部屋もあんな風にしたい、写真に撮ってシェアしたい、と思う方も増えています。
このページでは、インドアグリーン初心者さん、特にワンルームにお住まいの方が、安心して一歩を踏み出し、簡単におしゃれで心地よい空間を作るための、枯れにくい植物の選び方や、写真映えする飾り方のヒントをお届けします。
ワンルーム向き!簡単で枯れにくい癒やしグリーン5選
インドアグリーンと一口に言ってもたくさんの種類がありますが、ここでは、初心者さんでも比較的育てやすく、ワンルームでも飾りやすいおすすめの植物を5種類ご紹介します。見た目がおしゃれで、SNS映えもしやすい人気のグリーンを選んでみました。
1. ポトス
定番中の定番ですが、その育てやすさは抜群です。つる性の植物なので、棚の上から垂らしたり、ハンギング(吊るす)で飾ったりと、狭い空間でも立体的に楽しめます。多少暗い場所でも育ちますが、明るい場所の方が葉の色つやが良くなります。黄緑色や斑入りの品種もあり、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。
2. サンスベリア
「トラノオ」とも呼ばれる、縦に伸びる多肉質の葉が特徴です。水やりの頻度が少なく済むため、忙しい方やうっかり水やりを忘れてしまいがちな方におすすめです。乾燥に強く、多少日陰でも育ちますが、明るい場所を好みます。空気清浄効果があるとも言われています。モダンな雰囲気があり、インテリアの良いアクセントになります。
3. ガジュマル
個性的な幹の形が魅力のガジュマル。「多幸の木」とも呼ばれ、風水的にも良いとされています。比較的水やり頻度も少なく、丈夫なので初心者さん向きです。可愛らしい見た目で、小さな鉢植えでも存在感があり、写真映えもしやすいです。明るく風通しの良い場所を好みますが、耐陰性もあります。
4. ペペロミア
多肉質のものから葉脈が美しいものまで、非常に種類が豊富です。小型でコンパクトな品種が多いので、窓辺や棚のちょっとしたスペースに飾るのにぴったりです。水やりは控えめで、乾燥気味を好む種類が多いです。葉の形や模様が変わっているので、写真でも個性が出やすいでしょう。
5. ワイヤープランツ
細いワイヤーのような茎に、小さく丸い葉がたくさんついた可愛らしい植物です。ふんわりとした茂みになり、ナチュラルな雰囲気を演出できます。少し乾燥が苦手なので、水やりには注意が必要ですが、明るい日陰で風通しの良い場所であれば元気に育ちます。垂れ下がるように伸びるので、ハンギングや高い場所に飾るのがおすすめです。
植物を選ぶ際のチェックポイント: * 葉の色つやが良いか。 * 根元や茎がぐらついていないか。 * 虫がついていないか。 * 小さめの鉢から始めてみるのがおすすめです。
これだけ押さえればOK!ワンルームで育てる超基本ケア
インドアグリーンを枯らさないためには、いくつかのポイントがありますが、難しく考える必要はありません。まずは「水やり」と「置き場所」の基本だけを押さえましょう。
水やり
水やりは、植物の種類や季節、置き場所の環境によって頻度が変わります。一律「〇日に一度」ではなく、植物の状態を見て判断するのが大切です。
- 基本は「土が乾いたらたっぷり」: 鉢の土の表面が白っぽく乾いているか、指を1〜2cm入れてみて土が乾いているかを確認します。鉢を持ち上げてみて、軽くなっているかどうかも目安になります。
- たっぷり与える: 土が乾いていることを確認したら、鉢底の穴から水が出てくるまでたっぷりと与えます。これにより、土全体に水が行き渡り、根にも水分が行き渡ります。
- 受け皿の水は捨てる: 鉢底から出た水が受け皿に溜まったままにしておくと、根腐れの原因になります。水やりから少し時間が経ったら、必ず受け皿に溜まった水は捨ててください。
- 季節による調整: 春〜秋の成長期は水やり頻度が高くなりますが、冬は多くの植物が休眠するため、水やり頻度を減らします。土が完全に乾いてから数日後に与えるくらいの控えめな水やりが基本です。
置き場所
植物にとって、光と風通しはとても重要です。ワンルームの中でも、植物の種類に合わせて心地よい場所を見つけてあげましょう。
- 明るさ: 多くのインドアグリーンは、直射日光が当たらない、レースのカーテン越しの光が当たるような明るい場所を好みます。窓際から少し離れた場所でも育つ種類もありますが、光が足りないと徒長(ひょろひょろと伸びてしまうこと)したり、葉の色が悪くなったりします。
- 風通し: 締め切った部屋は植物にとって苦手な環境です。時々窓を開けて新鮮な空気を取り入れたり、扇風機などで軽く空気を循環させたりするだけでも効果があります。風通しが良いと、病害虫の予防にもつながります。
- 温度変化: エアコンの風が直接当たる場所や、冬場に窓際で冷え込む場所は避けた方が良いでしょう。急激な温度変化は植物のストレスになります。
最低限必要なアイテム
- 鉢カバーまたはおしゃれな鉢: 植物を購入した時のプラスチック鉢を隠したり、インテリアに合わせたりするために。
- 受け皿: 水やり時に水が流れ出るのを受けるため。鉢カバーの下に入れるタイプや、デザイン性の高いものがあります。
- ジョーロ: 水やりに。細口のものが便利です。
- 霧吹き: 葉の乾燥を防いだり、ホコリを取ったりするために。特に冬場の乾燥しやすい時期に役立ちます。
殺風景な部屋が見違える!写真映えするおしゃれな飾り方&インテリア活用術
ワンルームだからと諦めないでください。ちょっとした工夫で、インドアグリーンはインテリアを格段におしゃれに見せてくれます。SNSで「#グリーンのある暮らし」と検索するとたくさんのヒントが見つかりますよ。
- まず「定位置」を決める: 小さな植物でも良いので、お気に入りの場所に一鉢置いてみましょう。ベッドサイド、デスクの上、窓辺などが定番です。その一鉢があるだけで空間がぐっと和みます。
- 高低差をつける: 床置き、棚の上、吊るす(ハンギング)など、高さを変えて配置するとリズムが生まれます。ハンギングは、狭い空間でも床面積を取らずにグリーンを飾れるのでおすすめです。
- 複数の植物を組み合わせる: 大きさ、葉の形、葉の色が違う植物をいくつか組み合わせてまとめて置くと、ボリュームが出ておしゃれに見えます。例えば、縦長のサンスベリアと、横に広がるポトスやペペロミアなどを一緒に飾るなど。
- おしゃれな鉢カバーやスタンドを使う: 植物そのものだけでなく、鉢カバーやプランタースタンドにこだわるだけで、雰囲気が大きく変わります。陶器、ラタン、布製など、お部屋のテイストに合わせた素材を選んでみましょう。
- 小物と組み合わせる: 写真やポストカード、お気に入りの雑貨などと一緒に飾ると、より「自分の部屋らしさ」が出ておしゃれなコーナーになります。小さめのライトを一緒に置くと、夜も幻想的な雰囲気に。
- 壁面を活用する: 最近は、壁に吊るせるタイプのプランターや、小さなグリーンを並べて飾れるウォールポケットのようなアイテムもあります。床に物が置けない場合でも、壁を使えばグリーンを楽しめます。
写真に撮る際は、光の当たり方や背景を意識すると、より魅力的な写真になります。朝の柔らかい光や、お気に入りの雑貨と一緒に撮るなど、色々な角度から試してみてください。
植物と暮らすことで得られる、ワンルームでの心と体のリフレッシュ効果
インドアグリーンは、部屋をおしゃれに見せるだけでなく、私たちの心と体にも様々な良い影響を与えてくれます。ワンルームという自分だけの空間で、植物との関わりを通して得られる癒やしを実感してみてください。
- 視覚的な安らぎ: グリーンの色は目に優しく、リラックス効果があると言われています。部屋の中にグリーンがあるだけで、心が落ち着き穏やかな気持ちになれます。
- 成長を見守る喜び: 毎日少しずつ変化していく植物の姿を見るのは、小さな感動と喜びを与えてくれます。「新しい葉が出てきた」「つるが伸びたな」といった発見は、日々の良い刺激になります。
- お世話を通じたリフレッシュ: 水やりをしたり、葉を拭いたりする時間は、植物と向き合う静かな時間です。この「お世話タイム」が、忙しい日常から少し離れて心を落ち着かせるリフレッシュの機会となります。
- 空気のリフレッシュ: 植物は光合成によって二酸化炭素を吸収し酸素を作り出すほか、種類によっては空気中の有害物質を吸収する効果があるとも言われています(効果の大きさは植物の種類や量によります)。清浄な空気の中で過ごすことは、心地よさにつながります。
- ストレス軽減: 植物の存在は、私たちのストレスを和らげ、リラックス効果をもたらすことが研究でも示されています。ワンルームというプライベートな空間にグリーンがあることで、より深い安心感を得られるかもしれません。
まとめ:インドアグリーンで、あなただけの癒やし空間を始めよう
インドアグリーンを始めることは、決して難しくありません。「枯らしてしまうかも」という不安は誰でも感じるものですが、まずは丈夫で育てやすい種類から始めてみましょう。今回ご紹介した植物や基本のお世話方法、おしゃれな飾り方のヒントを参考に、あなただけの心地よいワンルーム空間を作ってみてはいかがでしょうか。
小さな一鉢からでも、グリーンがあなたの日常に穏やかな癒やしと彩りを与えてくれるはずです。植物との暮らしを通して、心と体がリフレッシュされるのをぜひ実感してください。
迷ったら、まずは近くの園芸店や、おしゃれな雑貨店に立ち寄ってみるのも良いでしょう。オンラインショップでもたくさんの種類のグリーンが見つかります。新しいグリーンとの出会いが、きっとあなたの暮らしを豊かにしてくれるはずです。