目線が変わる癒やし空間。初心者さんも安心「吊るす」インドアグリーンで簡単おしゃれ
インドアグリーンを飾ることで、お部屋の雰囲気はぐっと心地よいものに変わります。特に、天井や壁から「吊るす」グリーンは、床のスペースを取らずにおしゃれな空間を演出できると人気です。難しそうに見えるかもしれませんが、実は初心者さんでも簡単に始められる植物がたくさんあります。
この記事では、これからインドアグリーンを始めてみたい、特に「吊るす」飾り方に興味があるという方に向けて、選び方から基本的なお世話、そしておしゃれに見せるコツまでを分かりやすくご紹介します。植物のある暮らしで、毎日を少しだけリフレッシュしてみませんか。
初心者向け!手入れが驚くほど簡単な吊るせるグリーン5選
まず、「枯らしたくない」という気持ちに寄り添う、手入れが簡単な初心者向けの植物からご紹介します。これらの植物は、少しのお世話でも元気に育ちやすく、垂れ下がる姿が吊るす飾りにぴったりです。
- ポトス: 最も定番とも言える人気の植物です。丈夫で病害虫にも強く、水やりも比較的アバウトで大丈夫です。乾燥にもある程度耐えられます。葉の色や模様も種類が多く、お好みのものを選べます。
- アイビー: こちらも非常に丈夫なツル性の植物です。明るい場所はもちろん、多少日陰になる場所でも育てられます。様々な葉の形や色の品種があり、インテリアに合わせて選ぶ楽しさがあります。
- オリヅルラン: 葉の縁から子株(ランナー)を出し、それが垂れ下がる姿が魅力です。水やりもそれほど神経質にならずに育てられます。乾燥に強く、増やすのも簡単です。
- グリーンネックレス: ぷっくりとした丸い葉が連なる可愛らしい姿が人気です。「多肉植物」の一種で、乾燥に非常に強いのが特徴です。水のやりすぎには注意が必要ですが、頻繁なお世話は不要です。
- シュガーバイン: 小さくて可愛らしい葉が密集して茂り、勢いよくツルが伸びます。明るい場所を好みますが、直射日光は避けてください。水やりは土が乾いたらしっかりと行います。
選び方のヒント:
- 葉の色つやが良いか、枯れている葉がないかを確認しましょう。
- 根元がぐらついていないか、安定しているか見ましょう。
- もし可能なら、鉢底から根が出ていないか、根詰まりを起こしていないか軽く確認できると良いです。
これだけ押さえればOK!超基本の育て方
吊るすグリーンを元気に育てるために、最低限知っておきたいお世話のポイントは「水やり」と「置き場所」です。
水やり:いつ?どれだけ?
水やりは、植物の種類や環境によって頻度が変わりますが、基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与える」です。
- 土が乾いたかの確認: 目で見て土の色が薄くなったり、指で触ってみて湿り気を感じなくなったりしたら水やりのタイミングです。
- 水やりの量: 鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与えることで、土の中の古い空気が出て新鮮な空気が入り、根が健康に育ちます。
- 水やりのコツ(吊るす場合): 吊るしたまま水やりをすると床が濡れてしまうため、一度吊るしている場所から下ろして、シンクやお風呂場などで水を与え、しっかりと水を切ってから元の場所に戻すのがおすすめです。水受け皿がついている鉢の場合は、受け皿に水が溜まりっぱなしにならないよう注意が必要です。
置き場所:明るさと風通し
ほとんどの観葉植物は、直射日光が苦手です。レースのカーテン越しのような、柔らかい光が当たる場所が適しています。
- 理想的な場所: 窓際から少し離れた場所や、東向き・北向きの窓辺などがおすすめです。
- 避ける場所: 強い直射日光が当たる南向きの窓辺、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
- 風通し: 植物は適度な風通しを好みます。締め切った場所よりも、時々窓を開けて換気をしてあげると良いでしょう。
殺風景な部屋が見違える!おしゃれな飾り方&インテリア活用術
吊るすグリーンは、それ自体がおしゃれなインテリアになります。いくつかのアイデアをご紹介します。
- シンプルなハンギングアイテムを選ぶ: マクラメ編みのハンガー、シンプルなワイヤーやチェーンのハンガーなど、様々なデザインがあります。お部屋の雰囲気に合わせて選ぶと、統一感が出ます。
- 鉢カバーでおしゃれ度アップ: プラスチックの鉢のままでも良いのですが、ジュート素材、セラミック、バスケットなど、おしゃれな鉢カバーに入れるだけでぐっと雰囲気が変わります。吊り下げる場合は、軽めの素材を選ぶと安心です。
- 窓辺に飾る: 窓辺は光が最も入る場所であり、植物も元気に育ちやすいです。光を浴びて輝く葉は、外からも部屋からも美しい眺めになります。カーテンレールを利用できるフックなども市販されています。
- 高低差をつけて複数飾る: 一つだけでなく、長さの違うハンギングアイテムを使って複数の植物を吊るすと、リズム感が生まれて動きのあるおしゃれな空間になります。
- 壁面のアクセントに: 天井からだけでなく、壁にフックを取り付けて吊るすこともできます。シンプルな壁のアクセントになり、視線を引きつけます。
植物と暮らすことで得られる、心と体のリフレッシュ効果
インドアグリーンは、お部屋を飾るだけでなく、私たちの心と体にも良い影響を与えてくれます。
- リラックス効果: 緑色は心を落ち着かせ、リラックス効果があると言われています。視界に植物が入ることで、自然と心が安らぎます。吊るすことで、立った時や座った時など、様々な目線でグリーンが楽しめるため、より効果を感じやすいかもしれません。
- 空気清浄効果: 植物は二酸化炭素を吸収し酸素を放出するだけでなく、一部の化学物質を吸収して空気をきれいにする効果も期待できます。
- 成長を見守る喜び: 日々少しずつ変化する植物の成長を見守る時間は、私たちに小さな喜びと達成感を与えてくれます。新しい葉が出たり、ツルが伸びたりする様子は、日々の生活に張りをもたらしてくれるでしょう。
- お世話の時間: 水やりをしたり、葉を拭いてあげたりする時間は、植物と向き合う静かな時間です。この時間は、忙しい日常から離れて心を落ち着ける、大切なリフレッシュの時間になります。
まとめ:吊るすグリーンで癒やし空間への第一歩を
インドアグリーン、特に吊るす飾り方は、初心者さんでも簡単におしゃれで心地よい空間を作り出す素晴らしい方法です。今回ご紹介したような手入れの簡単な植物を選び、基本的な水やりと置き場所のポイントを押さえれば、きっと元気に育ってくれるはずです。
天井から、壁から、お気に入りのグリーンを吊るして、目線が変わる新しい癒やし空間を体験してみませんか。まずは一鉢から、気軽にインドアグリーン生活を始めてみてください。植物があなたの日々に、きっと素敵な潤いをもたらしてくれるでしょう。