【初心者さんへ】簡単なのに驚くほどおしゃれ。写真を撮りたくなるインドアグリーンと飾り方
植物のある暮らしに憧れを持ちつつも、「難しそう」「枯らしてしまうのでは」と不安を感じている方は多いかもしれません。でも、大丈夫です。インドアグリーンには、驚くほどお手入れが簡単で、しかも飾るだけでお部屋の雰囲気が見違えるほどおしゃれになり、ついつい写真を撮りたくなってしまうような魅力的な種類がたくさんあります。
この記事では、インドアグリーン初心者の方でも安心して始められる、簡単で見た目もおしゃれな植物を厳選してご紹介します。さらに、お部屋を素敵に見せ、日々の暮らしに癒やしと彩りをもたらす簡単な飾り方のヒントもお伝えします。
植物との新しい出会い。簡単でおしゃれな「写真映え」グリーン厳選3種
まず、インドアグリーン初心者の方に特におすすめしたい、お手入れが簡単でありながら、見た目も個性的でお部屋をおしゃれに演出し、写真にも映える3つの植物をご紹介します。
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ポトス
- 魅力: つる性の植物で、葉の色や形にバリエーションがあります。みずみずしい葉が茂る様子は、空間に爽やかさをもたらします。乾燥や日陰にも比較的強く、生命力が旺盛なため、初めて植物を育てる方でも育てやすさを実感しやすいでしょう。
- 写真映えポイント: 高い場所から垂らしたり、棚に這わせたりと、様々な飾り方ができます。葉のハート型に近い形や、ライムグリーン、マーブル模様など、品種によって異なる葉の色も写真の良いアクセントになります。水を入れたグラスに挿しておくだけでも根が出てくるので、手軽に「飾る」「増やす」を楽しむこともできます。
- 選び方: 葉色が鮮やかで、茎がしっかりしているものを選びます。葉に傷みや変色がないか確認しましょう。
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サンスベリア
- 魅力: 剣のようにシャープな葉が特徴的なスタイリッシュな植物です。多肉植物の一種で乾燥に非常に強く、水やりの頻度が少なく済むため、忙しい方や水やりを忘れがちな方にもおすすめです。空気清浄効果があるとも言われています。
- 写真映えポイント: そのモダンで洗練されたシルエットは、シンプルなインテリアやミニマルな空間に置くだけで、写真に「映える」引き締め役になります。様々な高さや太さの葉があり、鉢カバーの選び方次第で雰囲気を大きく変えられます。
- 選び方: 葉にハリがあり、グラつきがないものを選びます。根元がしっかりしているか確認しましょう。
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ガジュマル
- 魅力: 木の根元がぷっくりと膨らんだユニークな姿が「多幸の木」とも呼ばれ、親しまれています。比較的乾燥に強く、日当たりの良い場所から半日陰まで適応するため、置き場所に困りにくい点も初心者向けです。愛らしい見た目に癒やされます。
- 写真映えポイント: 個性的な幹の形は、見る角度によって表情が変わります。どんなテイストのお部屋にも馴染みやすく、小さなサイズを選べばデスクや棚にもちょこんと置けて、優しい雰囲気の写真が撮れます。
- 選び方: 幹がしっかりしていて、触ってみて硬いものを選びます。葉が萎れていないか、徒長(ひょろ長く伸びすぎている状態)していないか確認しましょう。
これだけ押さえればOK!超基本の育て方
インドアグリーンを育てる上で、まず知っておきたい最低限のポイントは「水やり」と「置き場所」です。これさえ押さえれば、多くの植物は元気に育ってくれます。
- 水やり:
- 基本: 土の表面が乾いたら、鉢底の穴から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
- 頻度: 季節や植物の種類、土の種類、鉢のサイズ、お部屋の環境によって乾き具合は変わります。「〇日に1回」ではなく、必ず土の表面を触って乾いているか確認しましょう。指を土に1~2cm入れてみて、湿り気を感じなければ水やりのタイミングです。
- 失敗しないコツ: 水を与えすぎると根腐れの原因になります。特に初心者の方は、土がしっかり乾いてから水やりをする「乾燥気味」を心がける方が失敗が少ない傾向にあります。受け皿に溜まった水は、根腐れを防ぐため必ず捨てるようにしてください。
- 置き場所:
- 基本: 多くのインドアグリーンは、直射日光が当たらない、レースのカーテン越しの光のような「明るい日陰」を好みます。
- 注意点: 直射日光は葉焼けの原因になります。また、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥しやすいため避けた方が良いでしょう。
- 風通し: 室内でも適度な風通しは大切です。時々窓を開けて空気の入れ替えをすると、植物も喜びます。
殺風景な部屋が見違える!おしゃれな飾り方&インテリア活用術
植物をただ置くだけでなく、少しの工夫で空間はぐっとおしゃれになり、写真に撮りたくなるような素敵なコーナーが生まれます。
- 鉢カバーで印象チェンジ:
- お気に入りの鉢カバーを使うだけで、植物の雰囲気が変わります。シンプルな陶器、温かみのあるテラコッタ、ナチュラルなバスケット、モダンなメタルなど、お部屋のインテリアや植物に合わせて選んでみましょう。プラスチックの鉢のままより、断然おしゃれに見えます。
- 高低差をつけてリズム感を出す:
- 床に直接置く大きな鉢、棚の上や窓辺に置く小さめの鉢、ハンギング(吊るす)鉢などを組み合わせると、空間に奥行きと動きが生まれます。フラワースタンドやスツールの上に置くのも良いアイデアです。
- 複数の植物をグループで飾る:
- 大きさや葉の形、色の違う植物を2~3鉢まとめて飾ると、立体感が出てコーナーが華やぎます。同じ種類の植物をサイズ違いで並べるのもシンプルでおしゃれです。
- 小物と組み合わせてシーンを作る:
- お気に入りの本や雑貨、ポストカードなどと一緒に植物を飾ると、よりパーソナルでおしゃれな空間になります。マグカップに入れたポトスの水挿しをデスクに置くなど、身近なアイテムとの組み合わせも楽しめます。
- 背景を意識して「撮る」を楽しむ:
- 植物を飾る際、壁の色や家具の配置、窓からの光の入り方などを少し意識してみましょう。光が綺麗に当たる場所、お気に入りの壁を背景にする、背景をシンプルにするなど、小さな工夫で写真映えするコーナーになります。自然光の下で撮ると、植物の緑がより美しく写ります。
植物と暮らすことで得られる、心と体のリフレッシュ効果
インドアグリーンは、お部屋を飾るだけでなく、私たちの心と体にも良い影響をもたらしてくれます。
- リラックス効果: 緑色は視覚的に安らぎを与え、心を落ち着かせる効果があると言われています。葉の質感や形状を眺めるだけでも、穏やかな気持ちになれるでしょう。
- 成長を見守る喜び: 新しい葉が出てきたり、つるが伸びたりといった植物の小さな成長を発見するたびに、喜びや達成感を感じられます。この「見守る」という行為は、忙しい日々の中で心を癒やし、満たしてくれる時間になります。
- 日々のルーティン: 水やりや葉を拭くといったお世話の時間は、植物と向き合う穏やかな時間です。この小さなルーティンが、日々の生活に心地よいリズムと、心を整えるきっかけを与えてくれます。写真を撮って記録するのも、植物との関わりを楽しむ素敵な方法です。
まとめ
インドアグリーンを始めるのに、特別な知識や広いスペースは必要ありません。「枯らしてしまうかも」という不安よりも、「どんな植物をお迎えしようかな」「どう飾ったらもっと素敵になるかな」というワクワクする気持ちを大切にしてみてください。
この記事でご紹介した、簡単で写真映えもする植物と飾り方を参考に、まずは1鉢からインドアグリーン生活を始めてみませんか。きっと、植物があるだけで、お部屋の雰囲気だけでなく、あなたの心にも優しい変化が訪れるはずです。日々の暮らしに癒やしと彩りをもたらす、植物との素敵な時間があなたを待っています。